ケアマネ研修についての勘違い
研修を受ける前までは思ってました。
介護支援専門員実務研修とは。
ケアマネ試験で勉強してきたことに深みをもたせるものなのだろうと。
暗記でしかなかった地域支援事業についての深掘りだったりとか。
加算減算や介護給付費請求のことを詳しく学習したりとか。
要介護度によっての給付予算内サービス組み合わせバリエーションだったりとか。
ぼくのそれらの予想は全くの的外れでした。
受験に必要だった知識。
そのあたりはサラリと済まされます。
それらはもう前菜扱い。
じゃあメインディッシュは何かというと。
それは以下の3つです。
・課題整理総括表のつくり方。
・ICU思考による情報整理・分析シートのつくり方。
・生活全般の解決すべき課題(ニーズ)の導き出し方。
そして試験に向けて散々頭に入れた介護給付サービスについては余り重要視されず。
逆に、いかに介護給付サービスを使わずにインフォーマルサポートを活用するかという視点が求められます。
日常生活に不都合が出てきた高齢者あるいはその家族はサービスを使いたくて介護認定申請するだろうに、担当ケアマネが何とかしてそのサービスを使わせまいとしたらそれ、嫌がらせじゃない?と思いつつイライラしながらミニワークに取り組んでいました。
実務研修以前以後でのぼくの変化。
ケアマネ試験合格後、本番研修を前にアセスメント方式の研修を受講するよう(半強制的?)に勧められます。
僕は「サービス計画ガイドライン研修」を選択し3月に受講。
で、その時の講師がやたらとICF、ICFと言っていて、僕としては「ICFって何?」ってレベルでした。
結果いまはICF(世界生活機能分類)についてまあ理解できてるし、ロールモデルを与えられたらICF思考による情報整理・分析シートに落とし込めるようになっています。
そう考えるとちょっとは成長したんだな、自分。
コロナ禍のため、グループワークはゼロ。
ゆえに同期の研修生とは誰とも知り合えませんでした。
感染禍前の研修形態だったなら仲間もできただろうし。
あの苦しさや不安を分かち合ってガス抜きもできたでしょうに。
来年のケアマネ研修は元に近い状態で開催されるといいですね。
あるいは一段進んでZOOM主体になるのかな。
何が良いかは人それぞれですね。